6 草コインを探しに海外まで足を伸ばそうという話(まえがき)

 草コインファンの悩みは、取引所が少ないことです。
 まず、国内の取引所では扱っていません。だから、海外まで行く必要があるのです。当たり前ですが、飛行機に乗って行く必要はありません。海外の取引所サイトを使う必要があるということです。

 取り扱いコインの種類が多いことを売りにしている取引所でも、実は全ての草コインを扱っているわけではありません。
 だから、まずお目当の草コインを扱っている取引所を探さなければなりません。

 無事お目当の草コインを扱っている取引所を見つけても、まだ安心できません。
 日本円で直接取引することはできませんので、どの通貨と交換できるのか調べなければなりません。BTC(ビットコイン)、ETH(イーサ)、DOGE(ドージ)・・・どの通貨で売買できるのか調べなければならないのです。
 「DOGEとは?」と思った方。これです↓

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 DOGE(芝犬)は、草コイン界のビットコイン的な位置付けのコインです。1DOGE=0.00000077ビットコインなので、やっすい草コインを買うときには、DOGEの方が効率がいいのです。なぜなら、草コイン界には、ビットコインの最小単位である1satoshi(1億分の1ビットコイン)未満のコインがザラにあるからです。例えば、日本円の最小単位は1円ですから、例えば10銭のネジが売っていたとして、1本だけそれを買おうとしたら、その10倍の1円を支払うしかなく、無駄ですよね。(「たとえ必要無くても10本買えばいいじゃん」って、正論ですが、例え話ですから・・・)
まあ、いろいろご意見もあると思いますので、ここでは買おうと思っている草コインの値段にもよっては、
BTC→草コインよりも、
BTC→DOGE→草コインの方が効率いいことがある
とだけ覚えておきましょう。

 

 閑話休題

 

 CoinGeckoで調べます。下図は、XPを取り扱っている取引所を探した結果です。
 コインを検索後、

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 「Trading Exchanges」をクリックすると、取引所と取引ペアのシェアが表示されます。CoinExchangeという取引所のBTCペアの取引が67%ほど占めていることがわかります。f:id:natsthedog:20180215210539p:plain

 もし、CoinGeckoで見つからないマイナーなコインを探すときは、「**coin trading」(**はコインの名前)といった検索ワードでググってみましょう。

 

 海外の取引所も様々です。

 

 例えばYo**t(一部伏字とします)という取引所は、ウクライナかロシアかどこかそこら辺にあるサイトらしいのですが、運営主体がはっきりしないと言われています。またコインの略称も、他の取引所とさりげなく違うことがあります。例えば、OmiseGoという比較的名の知れているトークンの略称は一般的にOMGですが、Yo**tのOMGはOMGameの略。もちろん全然別物だしOMGameって?という感じです
 また、取引所内のウォレットがアップデートされないため、Yo**tで買ったコインを引き出すことができないとか、Yo**tに送金したら消滅したといったことも日常茶飯事です。コインの運営が「Yo**tにうちのコインを送るな!」という警告をTwitterに投稿しているのをしばしば見かけます
 だけど、Yo**tでしか扱っていないコインもあるんです。だから、必要最小限の資金を送り、お目当のコインを買った瞬間に自分のウォレットに送金する、という使い方をします。(資金をプールしておくなんて怖くてできません。
 別にYo**tの悪口を言いたいわけではありません。私も利用してます。ただ、取引所には様々な個性があって、必ずしも安心・安全というわけではないということだけ押さえて欲しいのです。海外旅行に行く時の心構えと一緒です
 「そうまでして草コインを買わなければならないのか?」・・・10000倍とかに化けるコインはリスクを冒してでも青田買いするしかないのです。多分。経験ないけど・・・。

 

 今回は、取り扱いコインの種類が多く、運営も安定している(と思われる)、そしてXPコイン取り扱いシェアNO.1のCoinExchangeの歩き方をご紹介します。(実は続く)